いま日本の金融界はフィンテックの波に晒されています。フィンテックとは、金融とITの融合を意味します。このフィンテックの波を上手く乗り切れない企業は、確実に淘汰されます。それほど技術進化と金融界とは繋がっているのです。例えば、大手の銀行でさえ、フィンテックを軽視した結果、かなり苦しんでいます。日本の銀行は特に高コストの経営を続けてきましたから、そこに胡坐をかいてしまったのです。フィンテクは具体的には、業務の効率化に最も関わるパッケージです。もちろん金融システムそのものをIT化することも大切なのですが、そうなると巨額な費用と膨大な時間が掛かるため、まずは銀行内部の業務を中心にIT化することが現実的なのです。例えば、コールセンターはもはや人の手を借りずにできる分野です。顧客との会話も自動音声で対応できるのです。具体的には、自然言語翻訳機能を利用します。客から電話がかかってくると、客の音声を数値化し、それを解析します。そして回答候補を絞り込みます。最後はオペレーターがその候補の中から選択すれば完結します。このシステムの正誤の比率が気になるところですが、既に間違いは10%を切っているのだそうです。